ガールズちゃんねル(ガルちゃん)企業への誹謗中傷の開示請求実務マニュアル
ガルちゃんの「企業・商品トピック」は購買意思決定に直結する影響力がある。トピックのPV数を開示請求の資料に含めることで、被害の重大性を裁判所に伝えやすい
ガールズちゃんねルの企業誹謗中傷とは?法的に問題になる投稿
ガルちゃんでは企業・商品への批判が多数見られますが、すべてが違法というわけではありません。法的に問題となるのは、「虚偽の事実を摘示して信用を毀損する」または「業務を妨害する」行為です。
ガルちゃんで問題になる企業誹謗中傷パターン
ガールズちゃんねルでは「〇〇社はブラック企業」「△△商品は不良品」「××サービスは詐欺」など、根拠のない事実を断定する投稿が見られます。これらは信用毀損罪・業務妨害罪に該当する可能性があり、民事での損害賠償請求に加えて、刑事告訴も視野に入れることができます。
「批判」との境界線
「〇〇社のサービスは使いにくい」は批判ですが、「〇〇社は個人情報を売っている」は虚偽の事実摘示です。ガルちゃんでは感情的な批判が多いため、法的に問題となる投稿とそうでない投稿を区別することが重要です。弁護士に相談する際は、具体的な投稿文とレス番号を用意しましょう。
ガルちゃんの購買意思決定への影響力
ガールズちゃんねルは女性ユーザー中心のコミュニティで、美容・健康・子育て関連商品への影響力が特に大きいです。トピックのコメント数が数千に及ぶ場合、購買意思決定に直結するため、風評被害が売上に直結します。トピックのPV数を開示請求の資料に含めることで、被害の重大性を裁判所に伝えやすくなります。
ガールズちゃんねル企業誹謗中傷の証拠保全方法
ガルちゃんでの企業誹謗中傷は、削除される可能性があるため、早期の証拠保全が不可欠です。売上への影響も数値化して記録しましょう。
該当コメントの正確な記録
企業誹謗中傷に該当するコメントのレス番号、トピックURL、投稿日時をセットで記録します。スクリーンショット撮影時は、URL・日時・レス番号が見える状態で保存します。前後のコメントも含めて文脈がわかるようにすることが重要です。
トピックの影響力を数値化
ガルちゃんでは、トピックのコメント数や「+」の数が表示されます。企業誹謗中傷が含まれるトピックのコメント数・「+」の数を記録し、影響力を数値化します。トピックが「新着トピック」に表示されていた期間も、影響力を示す材料となります。
売上への影響を記録
企業誹謗中傷の投稿後、売上が減少した場合は、その数値を記録します。投稿日と売上減少のタイミングが一致する場合、因果関係を示す証拠として有効です。顧客からの問い合わせ内容(「ガルちゃんで見たが本当か?」など)も記録しましょう。
ガールズちゃんねル企業誹謗中傷の開示成功率を上げるポイント
ガルちゃんでの企業誹謗中傷は、「虚偽の事実摘示」と「業務妨害の具体性」を示すことが成功の鍵です。成功率を上げるための実務ポイントを解説します。
虚偽の事実摘示を明確化
開示請求では、投稿された内容が「虚偽」であることを証明する必要があります。「〇〇社は個人情報を売っている」という投稿に対して、「当社はプライバシーマークを取得しており、個人情報を第三者に売却した事実はない」と反証します。証拠として、プライバシーポリシーや認証書を提出します。
業務妨害の具体性を数値化
企業誹謗中傷により「売上が〇〇%減少した」「問い合わせが△△件増加した」「従業員の退職が××件発生した」など、業務妨害の具体的な被害を数値化します。投稿日と被害のタイミングが一致することを示すことで、因果関係を立証します。
トピックのPV数を推定
ガルちゃんではトピックのPV数は公開されていませんが、コメント数から推定することが可能です。「コメント数1000以上 = PV数10万以上」という業界の経験則を用いて、トピックの影響力を推定し、被害の重大性を裁判所に伝えます。
ガールズちゃんねル企業誹謗中傷の開示請求の流れ【4ステップ】
ステップ1:証拠保全と被害の数値化(1週間〜1ヶ月)
ステップ2:ガールズちゃんねル(運営会社)への開示請求(1〜2ヶ月)
ステップ3:プロバイダへの契約者情報開示請求(1〜2ヶ月)
ステップ4:損害賠償請求・刑事告訴の検討(2ヶ月〜)
ガールズちゃんねル企業誹謗中傷の開示請求にかかる費用と期間
ガルちゃんでの開示請求は、弁護士費用・裁判所費用を含めて総額50万円〜100万円程度が目安です。期間は2〜5ヶ月程度ですが、ログ保存期間の関係で迅速な対応が求められます。
弁護士費用の内訳
着手金は20万円〜40万円、報酬金は20万円〜50万円が相場です。開示請求が2段階(サイト→プロバイダ)になるため、各段階で費用が発生します。企業案件の場合、被害の数値化やレピュテーション対策も含めて、別途費用が発生することがあります。
裁判所費用と実費
開示命令申立の印紙代は数千円、プロバイダへの訴訟費用は数万円です。加えて、弁護士の交通費・通信費・郵送費などの実費が2万円〜5万円程度かかります。証拠保全のためのアーカイブサービス利用費も実費に含まれます。
90日ログ保存期間に注意
ガルちゃんの投稿ログは約90日間保存されます。この期間を過ぎるとIPアドレスが削除され、開示請求ができなくなります。企業誹謗中傷を発見したら、すぐに弁護士に相談し、ログ保存期間内に開示請求を完了させることが最重要です。
この組み合わせのポイント
- ガルちゃんの購買意思決定への影響力を数値化
- トピックのPV数を推定して被害の重大性を主張
- 売上減少・問い合わせ増加を具体的に記録
- 虚偽の事実摘示を証拠で反証
- ログ保存期間90日→早期対応が必須
よくある質問
できます。ただし、「虚偽の事実摘示」であることを証明する必要があります。「ブラック企業」という表現が具体的事実(違法な長時間労働など)を伴う場合、その事実が虚偽であることを証明します。単なる感想ではなく、具体的事実を伴う投稿が対象です。
慰謝料の相場は100万円〜500万円程度ですが、売上減少額が大きい場合は、逸失利益として請求額に加算できます。投稿日と売上減少のタイミングが一致することを証明し、因果関係を立証する必要があります。弁護士に相談して請求額を算定しましょう。
コメント数から推定することが可能です。「コメント数1000以上 = PV数10万以上」という業界の経験則を用いて、トピックの影響力を推定し、被害の重大性を裁判所に伝えます。加えて、顧客からの問い合わせ内容(「ガルちゃんで見たが本当か?」など)も証拠として有効です。