Googleマップの虚偽口コミ・業務妨害、開示請求で売上損害を取り戻す
Googleマップの虚偽口コミによる業務妨害は、口コミの前後での予約数・来客数の変化を数字で示すのが最強の武器。Googleマイビジネスの「インサイト」機能で「電話」「ルート検索」「ウェブサイト訪問」の推移をダウンロードし、売上データと合わせて弁護士に提出すれば、100万円超の逸失利益が認められるケースが多い。
Googleマップ 虚偽口コミの業務妨害、開示請求の成功率
Googleマップの虚偽口コミによる業務妨害の開示請求は、成功率が高い類型です。「食中毒が出た」「営業許可がない」「ボッタクリ価格」といった具体的な虚偽事実の摘示は、信用毀損罪(刑法233条)または偽計業務妨害罪(刑法233条)として認められやすく、開示請求の認容率は70〜90%程度です。重要なのは、投稿内容が「虚偽」であることの立証です。食品衛生法の検査結果、営業許可証、正規の価格表、他のレビューサイトでの高評価、常連客の証言などを証拠として提出することで、虚偽性を明確に示すことができます。
売上減少をどう証明する?
売上減少と虚偽口コミの因果関係を立証するには、(1)口コミ投稿前後の売上データ(月次・週次の比較)、(2)Googleマップのインサイトデータ(閲覧数・アクセス数の変化)、(3)評価スコアの推移(星4.5→星2.0等)、(4)予約キャンセルの記録、(5)同業他社の同時期の売上推移(外部要因の排除)、といった資料が有効です。税理士の証明書付きの売上データを提出すると信頼性が高まります。
Googleマップ 競合店による組織的な嫌がらせ口コミ
Googleマップでは、競合店が複数のアカウントから星1評価を連続投稿する「ネガティブSEO」が横行しています。同時期に複数の低評価が集中している場合、不正競争防止法2条1項21号(信用毀損行為)を根拠にした開示請求が可能です。不正競争防止法を適用すると、(1)損害賠償に加えて差止請求(今後の嫌がらせの禁止)が可能、(2)競合店の行為であることが立証できれば、懲罰的な高額賠償が認められやすい、というメリットがあります。複数アカウントのIPアドレスが同一であれば、同一人物による組織的犯行として主張できます。Googleの開示請求では、複数アカウントの情報を一括で開示請求することも可能です。
Googleマップの星1評価の連続投稿、どう対処する?
短期間に複数の星1評価が投稿される「レビュー爆撃」は、明らかな業務妨害です。対応手順は以下の通りです。(1)すべての口コミのスクリーンショットを保存、(2)Googleマイビジネスから「不適切なクチコミ」として一括報告、(3)複数アカウントの投稿パターンを分析(投稿日時、IPアドレスの推定等)、(4)弁護士に開示請求を依頼。レビュー爆撃の場合、Googleが「スパム」として一括削除する可能性が高いですが、削除されても投稿者の特定は別途必要です。開示請求で投稿者が特定できれば、50万〜500万円の損害賠償を請求できます。
Googleマップ 業務妨害の開示請求の費用と損害賠償
業務妨害での開示請求の費用は40〜80万円程度が相場です。損害賠償額は100万〜1,000万円以上になることもあります。賠償額の内訳は、(1)逸失利益(売上減少分)、(2)慰謝料、(3)評価回復のための広告費用、(4)弁護士費用です。Googleマップは店舗集客に直結するため、売上減少を具体的に立証できれば、数百万円の逸失利益が認められるケースも珍しくありません。費用対効果は極めて高い類型と言えます。
開示請求中も営業を続けられる?
はい、開示請求中も通常通り営業を続けられます。むしろ、営業を継続して売上データを記録し続けることが、損害立証のために重要です。並行して、(1)Googleへの口コミ削除申請、(2)新しい良質な口コミの獲得(常連客への依頼)、(3)公式サイトやSNSでの情報発信により、評価の回復を図りましょう。
Googleマップ 業務妨害の開示請求の流れ【4ステップ】
証拠保全と損害データの整理
すべての虚偽口コミのスクリーンショットを保存します。同時に、売上データ、Googleマップのインサイト、評価スコアの推移、予約キャンセル記録など、損害を裏付けるデータを整理します。
弁護士相談(業務妨害に強い事務所)
Googleマップの業務妨害・風評被害に詳しい弁護士に相談します。虚偽性の立証方法、不正競争防止法の適用可能性、損害賠償の見込み額について助言を受けます。
発信者情報開示命令の申立て
東京地方裁判所に開示命令を申し立てます。業務妨害の場合、投稿内容が「虚偽」であることの立証が重要です。営業許可証、衛生検査結果、正規の価格表などを証拠として提出します。
投稿者特定と損害賠償請求
投稿者を特定したら、逸失利益(売上減少分)+慰謝料+弁護士費用の損害賠償を請求します。業務妨害の場合、100万〜1,000万円の損害賠償が認められるケースもあります。
この組み合わせのポイント
- Googleマップは店舗集客の最重要プラットフォームであり、虚偽口コミによる売上損失は極めて深刻
- 逸失利益(売上減少分)を含めた損害賠償により、100万〜1,000万円以上の高額賠償が期待できる
- 不正競争防止法を適用すれば、損害賠償に加えて差止請求(再投稿の禁止)も可能
- Googleマップのインサイトデータ(閲覧数・アクセス数)が損害立証の有力な証拠になる
- 競合店による組織的ネガキャンの場合、複数アカウントを一括で開示請求できる
よくある質問
業務妨害による損害賠償は100万〜1,000万円以上になるケースがあります。賠償額は(1)売上減少の金額と期間、(2)口コミの拡散規模(閲覧数、評価スコアへの影響)、(3)投稿内容の悪質性(虚偽の程度)、(4)事業規模で決まります。Googleマップは集客に直結するため、売上データをしっかり記録すれば高額賠償が期待できます。
Googleマップの口コミポリシーは比較的厳格で、虚偽のレビューや競合店による投稿は削除対象になります。Googleマイビジネスから「不適切なクチコミ」として報告すれば、数日〜数週間で削除されることも多いです。ただし、削除されても投稿者は特定できないため、根本的な解決には開示請求が必要です。
開示請求で投稿者のIPアドレスを取得し、それが競合店の所在地と一致すれば、競合店による嫌がらせであることを立証できます。また、複数アカウントのIPアドレスが同一であれば、組織的な犯行として主張できます。競合店であることが判明すれば、不正競争防止法に基づく差止請求(今後の嫌がらせの禁止)も可能です。