ホスラブでの侮辱による開示請求|キャリアログ保存期間3ヶ月の壁

最終更新: 2026年2月6日 2022年改正プロバイダ責任制限法 対応
ホスラブのログ保存期間は約90日です。 投稿日から90日を過ぎるとIPアドレスが削除され、犯人の特定が困難になります。 AIで残り日数を診断する
ホスラブ(ホストラブ)では「ブス」「デブ」「整形」など外見を侮辱する書き込みや、「地雷」「メンヘラ」など人格を否定する投稿が多発しています。2022年侮辱罪厳罰化により、事実の摘示を伴わない侮辱表現も開示請求・刑事告訴の対象となりました。ホスラブの書き込みの8割以上は携帯キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)経由で、キャリアのログ保存期間は約3ヶ月です。開示命令が出てからキャリアへの照会まで1週間でもロスすると手遅れになるため、投稿直後の迅速な対応が不可欠です。
専門家のワンポイント

ホスラブの書き込みの8割以上は携帯キャリア(ドコモ・au・SB)から。キャリアのログ保存は約3ヶ月→開示命令が出てからキャリアへの照会まで1週間でもロスすると手遅れになる

法的根拠
侮辱
刑法231条(侮辱罪)※2022年厳罰化、民法709条、民法710条...
想定期間
2〜4ヶ月
ログ保存: 約90日
損害賠償相場
10万〜100万円(事実の摘示がない分、名誉毀損より低い傾向)
弁護士費用別途

ホスラブで侮辱罪が成立する書き込みの特徴

2022年侮辱罪厳罰化により、具体的事実を伴わない誹謗中傷(外見・人格への侮辱)も刑事罰の対象となり、民事での開示請求も認められやすくなりました。

典型的な侮辱投稿の例

「○○(源氏名)はブスで性格も最悪」「整形モンスター」「メンヘラ地雷女」など、外見・人格を否定する表現が該当します。ホスラブでは源氏名と店舗情報で個人が特定できるため、匿名掲示板であっても侮辱罪・名誉毀損が成立します。

侮辱と名誉毀損の境界線

「ブス」「デブ」など抽象的な悪口は侮辱罪、「整形している」「枕営業している」など具体的事実を摘示する場合は名誉毀損罪になります。ホスラブでは両者が混在する投稿が多く、より重い名誉毀損として開示請求することで認められやすくなります。

2022年侮辱罪厳罰化の影響

改正前は拘留・科料のみだった侮辱罪が、1年以下の懲役・30万円以下の罰金に引き上げられました。これにより警察・検察も侮辱事案を積極的に立件するようになり、民事の開示請求でも「刑事告訴も視野に入れている」ことを示すことで任意開示・示談交渉が有利になります。

携帯キャリア経由投稿が8割を占める理由

ホスラブはスマートフォンからのアクセスが大半で、自宅Wi-Fiではなく携帯回線(4G/5G)で書き込むユーザーが多いのが特徴です。これが開示請求の成否を左右します。

なぜ携帯キャリアからの投稿が多いのか

ホスラブのユーザーは接客業従事者・客が多く、出勤前・移動中・店外でスマホから書き込むケースが大半です。自宅PCからのアクセスは少なく、Wi-Fiスポットよりも携帯回線での投稿が圧倒的多数を占めます。

携帯キャリアのログ保存期間は約3ヶ月

ドコモ・au・ソフトバンクのログ保存期間は約3ヶ月(90日前後)です。ホスラブ運営から開示されたIPアドレスをもとにキャリアへ照会しますが、開示命令の発令から実際の照会まで1〜2週間かかるため、投稿から80日を超えるとログ消滅のリスクが急増します。

開示命令発令後の1週間が生死を分ける

開示命令が出ても、裁判所からホスラブ運営への送達→運営からの開示→弁護士がキャリアへ照会、という流れで1〜2週間を要します。投稿から85日目に開示命令が出た場合、キャリアに照会が届く頃には既にログが消滅している可能性があります。逆算して投稿から60日以内に申立てを完了させる必要があります。

ホスラブでの侮辱投稿の削除と開示の優先順位

侮辱投稿は拡散されると被害が拡大するため、削除と開示請求を並行して進める必要があります。ただし削除を急ぎすぎると証拠が失われるリスクもあります。

証拠保全を最優先に行う

削除請求の前に、投稿のスクリーンショット(URL・日時・内容が全て写るように)を複数パターンで保存します。ホスラブは削除依頼に比較的迅速に対応するため、証拠保全前に削除されると開示請求ができなくなるリスクがあります。

削除と開示請求は同時に行う

弁護士名義の送信防止措置依頼書で削除請求と同時に発信者情報の任意開示を求めることで、削除されても開示に必要なログは保全されます。削除だけ先に行うと、運営側が「削除したから解決済み」として開示に応じないリスクがあります。

損害賠償請求の相場と示談交渉

ホスラブでの侮辱による損害賠償額は10万円〜50万円程度が相場ですが、投稿回数・拡散状況により増額されます。夜職従事者の場合、指名客減少による逸失利益も請求可能です。

侮辱罪での損害賠償相場

単発の侮辱投稿であれば10〜30万円、複数回の継続的な誹謗中傷であれば30〜50万円、画像付き・個人情報付きで拡散された場合は50〜100万円が相場です。2022年侮辱罪厳罰化により、従来より高額化する傾向があります。

指名売上減少による逸失利益の立証

ホスラブでの侮辱投稿により指名客が減少した場合、売上明細・指名本数の推移をもとに逸失利益を請求できます。「投稿後に月間指名本数が半減した」といった具体的データがあれば、慰謝料とは別に数十万円単位の逸失利益が認められる可能性があります。

ホスラブ 侮辱の開示請求の流れ【4ステップ】

証拠保全

ホスラブの侮辱投稿をスクリーンショット(URL・投稿日時・投稿内容が全て写るように)で保存します。複数の投稿がある場合は全て保存し、最も悪質なものを開示請求の対象とします。削除される前にアーカイブサイト(archive.today等)でも保存しておくと確実です。

弁護士に相談

ネット誹謗中傷・開示請求に強い弁護士に相談します。ホスラブの投稿の8割以上が携帯キャリア経由で、ログ保存期間が約3ヶ月と短いため、投稿から2週間以内に相談開始することが推奨されます。2022年侮辱罪厳罰化を踏まえ、刑事告訴も視野に入れた戦略を立てます。

発信者情報開示命令の申立て

弁護士名義での任意開示請求が応じられない場合、東京地裁に発信者情報開示命令を申し立てます。ホスラブ運営への開示命令と、経由プロバイダ(携帯キャリア)への開示命令を一括で申し立てることで、従来の2段階手続きが不要になり、約1〜2ヶ月で投稿者の氏名・住所まで特定できます。投稿から60日以内に申立てを完了させることが重要です。

投稿者の特定と損害賠償請求

開示された情報(氏名・住所)をもとに、投稿者本人に対して損害賠償請求を行います。内容証明郵便で示談交渉を開始し、応じない場合は民事訴訟または刑事告訴を検討します。ホスラブの投稿者は同業者・客であることが多く、「刑事告訴されたら業界にいられなくなる」という心理的プレッシャーから早期に示談に応じるケースが多い傾向があります。

この組み合わせのポイント

  • 投稿の8割以上が携帯キャリア経由で、ログ保存期間が約3ヶ月と短い
  • 開示命令発令後のキャリア照会に1〜2週間かかり、ログ消滅のリスクが高い
  • 2022年侮辱罪厳罰化により、事実摘示なしの侮辱表現も開示請求対象
  • 刑事告訴も視野に入れることで任意開示・示談交渉が有利になる
  • 投稿から60日以内の申立て完了が成否を分ける

よくある質問

可能です。2022年侮辱罪厳罰化により、具体的事実を伴わない侮辱表現も開示請求・刑事告訴の対象となりました。ホスラブでは源氏名と店舗情報で個人が特定できるため、匿名掲示板であっても侮辱罪が成立します。単発の投稿でも10〜30万円の損害賠償が認められるケースがあります。

ホスラブのログ保存期間は約90日、経由プロバイダ(携帯キャリア)も約3ヶ月です。開示命令発令から実際にキャリアへ照会が届くまで1〜2週間かかるため、投稿から60日以内に開示命令申立てを完了させる必要があります。投稿から2週間以内に弁護士相談を開始することが推奨されます。

証拠保全(スクリーンショット)をしていれば、削除後でも開示請求は可能です。ただし削除だけを先に行うと、運営側が「削除したから解決済み」として任意開示に応じないリスクがあります。弁護士名義で削除請求と開示請求を同時に行うことで、削除されてもログは保全されます。

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