Instagram(インスタ)の侮辱・悪口、開示請求で投稿者を特定できるか
Instagramの侮辱は単独では開示が難しいが、DMで直接暴言を送られている場合は「DMのスクリーンショット」が決定的な証拠になる。DMは非公開でも権利侵害性が認められやすく、しかもログ保存期間が投稿より長い(180日程度)ため、開示請求の成功率が高い。DMも必ず保存すること。
Instagram(インスタ) コメント欄での侮辱は開示請求できる?
Instagramのコメント欄は公開されているため、「公然と」の要件を満たしやすく、侮辱での開示請求が認められる可能性があります。特に、(1)同じアカウントから繰り返しコメント欄で暴言を書かれている場合、(2)複数の投稿にまたがって嫌がらせコメントが続いている場合、(3)フォロワーが多いアカウントの投稿に対するコメントで、多数のユーザーが閲覧している場合、は権利侵害の明白性が認められやすくなります。コメント欄の侮辱は、投稿者の精神的苦痛が継続的であると評価されやすく、損害賠償額も増額される傾向にあります。
コメントを削除された場合は?
コメントが削除されても、削除前にスクリーンショットを撮っていれば証拠になります。Instagramでは、投稿者がコメントを削除することも、コメント者本人が削除することもできます。侮辱的なコメントを見つけたら、すぐにスクリーンショットで保存し、コメント者のアカウント名(@ユーザーネーム)と日時が写るようにしてください。
DMでの侮辱は開示できる?
DMは非公開のやりとりのため、原則として「公然と」の要件を満たさず、侮辱罪は成立しにくいです。ただし、DMの内容が極めて悪質(「死ね」「殺す」等の脅迫的表現)である場合は、脅迫罪やプライバシー侵害として開示請求の根拠になり得ます。DMでの被害は、侮辱ではなく脅迫・ストーカー行為として対応する方が有効です。
Instagram(インスタ) ストーリーズでの「晒し」行為と侮辱
若年層のInstagramユーザーの間で横行しているのが、他人の投稿やDMをスクリーンショットし、侮辱的なコメントを付けてストーリーズで「晒す」行為です。この行為は、(1)元の投稿・DMの無断転載(著作権侵害・プライバシー侵害)、(2)侮辱的コメント(侮辱罪)、(3)場合によっては名誉毀損、という複合的な権利侵害に該当します。ストーリーズは24時間で削除されるため、証拠保全が極めて重要ですが、その分、被害の緊急性が高いと裁判所に認められやすい傾向にあります。
学校・職場での「インスタ晒し」被害の特徴
Instagramは中高生・大学生・若手社会人のユーザーが多いため、学校や職場内での「晒し」被害が深刻化しやすい特徴があります。同じコミュニティ内で晒されると、拡散が速く、かつ実生活への影響が大きいです(不登校、退職等)。このような被害の場合、(1)学校・職場への相談、(2)警察への被害届(いじめ防止対策推進法、ストーカー規制法の適用も)、(3)弁護士への開示請求依頼、を並行して進めることが有効です。
Instagram(インスタ) 容姿への侮辱と損害賠償の関係
Instagramは画像・動画中心のSNSであるため、容姿を攻撃する侮辱が他のSNSよりも多い傾向にあります。「ブス」「デブ」「キモい」といった容姿への侮辱は、被害者の自尊心を深く傷つけ、精神疾患(うつ病、摂食障害等)を引き起こすこともあります。診断書があれば、損害賠償額が大幅に増額される可能性があります。容姿への侮辱で精神的苦痛を受けた場合は、心療内科・精神科を受診し、診断書を取得しておくことをお勧めします。
Instagram(インスタ) 侮辱の開示請求の流れ【4ステップ】
証拠保全(コメント・ストーリーズ)
コメント欄の侮辱はスクリーンショットで保存します(コメント者のアカウント名と日時を含む)。ストーリーズの場合は24時間以内に画面録画またはスクリーンショットで保存してください。複数回にわたる嫌がらせの場合は、すべてのコメント・投稿を記録します。
弁護士相談(侮辱の程度を判断)
インターネット上の誹謗中傷に詳しい弁護士に相談し、侮辱での開示が認められる見通しを確認します。容姿への侮辱で精神疾患を発症した場合は、診断書を持参すると損害賠償額の見込みが高まります。
発信者情報開示命令の申立て
東京地方裁判所に開示命令を申し立てます。侮辱の場合、投稿の悪質性(表現の程度、回数、継続期間)と2022年侮辱罪厳罰化を踏まえた主張が重要です。
投稿者特定と損害賠償請求
開示されたIPアドレスからプロバイダに契約者情報を求め、投稿者を特定します。侮辱の損害賠償(10万〜100万円)を請求します。精神疾患の診断書があれば増額される可能性が高いです。
この組み合わせのポイント
- 画像中心のSNSゆえに容姿への侮辱が多く、精神疾患を引き起こすケースが多い
- コメント欄での継続的な嫌がらせ(荒らし)は、侮辱の悪質性が認められやすい
- ストーリーズでの「晒し」行為は、侮辱+プライバシー侵害の複合的権利侵害として強力
- 若年層ユーザーが多いため、学校・職場内での晒し被害が実生活に直結しやすい
- 2022年侮辱罪厳罰化で、事実の摘示がない暴言でも開示が認められやすくなった
よくある質問
単発の「ブス」程度では開示が認められにくいですが、(1)繰り返しコメントされている、(2)複数の投稿にまたがって嫌がらせが続いている、(3)他の侮辱的表現と組み合わさっている、場合は開示が認められる可能性があります。証拠をすべて保存し、弁護士に相談してください。AIが侮辱の程度と開示の見通しを無料で診断します。
ストーリーズは24時間で削除されるため、すぐにスクリーンショットまたは画面録画で証拠を保存してください。晒し行為は、(1)元の投稿・DMの無断転載(著作権侵害・プライバシー侵害)、(2)侮辱的コメント(侮辱罪)、という複合的な権利侵害に該当するため、開示請求の根拠が強くなります。証拠保存後、弁護士に相談してください。
はい、侮辱による精神疾患(うつ病、PTSD、摂食障害等)の診断書があれば、損害賠償額が大幅に増額される可能性があります。通院費用や休業損害(仕事を休んだ分の収入減)も損害として請求できます。心療内科・精神科で診断書を取得し、弁護士に提出してください。