好き嫌い.comの侮辱・暴言、Cloudflare経由でも投稿者を特定できるか
好き嫌い.comはサーバーがCloudflare(米国)で隠されており、運営者が不明確です。しかし、「Cloudflareへの開示請求」をワンクッション挟むことで、真の運営サーバーを特定し、そこから書き込み者を追い詰めるルートが存在します。侮辱罪厳罰化(2022年7月)以降、「事実の摘示がない暴言」でも開示が認められやすくなっており、諦めずに弁護士に相談してください。
好き嫌い.com 侮辱で開示請求はできる?2022年厳罰化の影響
2022年7月7日に侮辱罪が厳罰化され、法定刑が「拘留・科料」から「1年以下の懲役・禁錮または30万円以下の罰金」に引き上げられました。これにより、侮辱行為の違法性が従来より重く評価されるようになり、好き嫌い.comでの侮辱的コメントに対しても開示請求が認められやすくなっています。特に、好き嫌い.comは不特定多数が閲覧できるサイトであるため、「公然と」の要件を満たしやすく、侮辱罪の成立が認められやすい環境です。ただし、好き嫌い.comは運営者不明・Cloudflare経由のサイトであるため、開示手続きは通常のSNSよりも複雑で時間がかかります(4〜6ヶ月程度)。
好き嫌い.comの投票とコメントが組み合わさることで侮辱が悪質化
好き嫌い.comでは、「嫌い」票を投じる際に匿名でコメントを添えることができます。このコメント欄に「ブス」「デブ」「整形モンスター」「消えろ」「死ね」といった極めて悪質な侮辱的表現が書き込まれることが多く、被害者の精神的苦痛は深刻です。さらに、「嫌い」票が多数になるとサイトのランキング上位に表示され、拡散されやすくなります。こうした悪質な侮辱は、侮辱罪厳罰化の趣旨に照らして、開示請求が認められる可能性が高いです。
匿名性の高さが侮辱を助長する
好き嫌い.comは、TwitterやInstagramと比べて匿名性が高く、投稿者は「特定されない」という誤った安心感から、過激な侮辱的表現を使う傾向があります。しかし、匿名であっても、すべての投稿にはIPアドレスが記録されており、ログ保存期間内(推定で約60日前後)であれば、弁護士が開示請求を行うことで投稿者を特定できます。「匿名だから安全」というのは誤った認識です。
好き嫌い.com 侮辱の開示請求の費用と期間
費用は名誉毀損の場合とほぼ同額で、弁護士費用100〜150万円程度が相場です(着手金50〜80万円+成功報酬30〜50万円+Cloudflare対応の追加費用10〜30万円)。好き嫌い.comは運営者不明・Cloudflare経由であるため、通常のSNSよりも費用が高めになります。期間は、Cloudflareへの開示請求(1〜2ヶ月)+運営者への仮処分(1〜2ヶ月)+プロバイダへの開示命令(1〜2ヶ月)で、合計4〜6ヶ月が目安です。侮辱の場合、損害賠償額は名誉毀損より低くなる傾向があるため(10万〜150万円)、費用対効果を弁護士とよく相談する必要があります。
好き嫌い.com 侮辱での慰謝料の相場は?
好き嫌い.comでの侮辱による損害賠償(慰謝料)は10万〜150万円程度が相場です。名誉毀損(50万〜300万円)と比べると低い傾向にありますが、(1)投稿が長期間・多数回にわたる場合、(2)投稿によって精神疾患を発症した場合(診断書が必要)、(3)投票数(「嫌い」票)が極端に多く、サイトのランキング上位に表示されていた場合、(4)インフルエンサーとしての収入減少(企業案件の喪失等)がある場合、は増額される可能性があります。
好き嫌い.com 個人を特定するための情報が書き込まれているか?
好き嫌い.comでの侮辱の開示請求で最も重要な論点の一つが「同定可能性」です。つまり、コメントが「誰に対する侮辱か」が客観的にわかる必要があります。好き嫌い.comは、投票対象者(インフルエンサー・芸能人等)のプロフィールページに紐づいてコメントが表示されるため、同定可能性は比較的認められやすいです。ただし、プロフィールページが実名ではなくニックネームの場合、(1)SNSアカウント(@ID)とのリンク、(2)顔写真、(3)過去の発言や行動の引用、といった情報が組み合わされることで、特定の個人を指していることが明らかになります。
好き嫌い.com 複数の投稿者から継続的に侮辱されている場合
好き嫌い.comでは、特定の人物に対して複数の投稿者(匿名ユーザー)が継続的に侮辱的コメントを繰り返す「集団的誹謗中傷」が起きやすい構造になっています。こうした場合、(1)最も悪質なコメントをした投稿者を優先して特定する、(2)投稿IDやタイムスタンプから同一人物の複数投稿を推測する、(3)複数の投稿者をまとめて開示請求する(費用が増加するため、弁護士と相談)、という戦略をとります。実務的には、最初に最も悪質な投稿者を特定し、その人物に対して損害賠償請求を行うことで「見せしめ効果」を狙い、他の投稿者を牽制するという方法が有効です。
好き嫌い.com 侮辱の開示請求の流れ【4ステップ】
証拠保全(コメントと投票状況を保存)
侮辱的なコメントがある投稿のスクリーンショットを保存します。URL、投稿日時、投稿者ID(あれば)、投票数(「好き」「嫌い」の票数)、ランキング順位を含めてください。複数回の暴言がある場合は、すべてのコメントを記録します。魚拓サービスでページ全体を保存しておくと確実です。
弁護士相談(Cloudflare対応の実績がある事務所)
好き嫌い.comの侮辱での開示請求に詳しい弁護士に相談します。侮辱罪厳罰化(2022年7月)以降の判例に詳しく、かつCloudflare対応の実績がある弁護士を選ぶと有利です。費用対効果(開示費用と慰謝料のバランス)についても率直に相談しましょう。
Cloudflareへの開示請求+サイト運営者の特定+仮処分(IPアドレス開示)
まず米国法に基づいてCloudflareに対し「真のサーバーIPアドレス」の開示を求めます。Cloudflareから情報が開示されたら、そのIPアドレスを管理するホスティング業者を特定し、その業者に対して日本の裁判所で仮処分を申し立て、投稿者のIPアドレスを開示させます。侮辱での申立ての場合、投稿の悪質性(表現の程度、回数、継続期間等)を丁寧に主張することが重要です。
プロバイダへの開示命令と投稿者特定、損害賠償・刑事告訴
開示されたIPアドレスから、接続元のプロバイダを特定し、発信者情報開示命令を申し立てて契約者の氏名・住所を開示させます。投稿者を特定したら、慰謝料の請求(10万〜150万円)に加え、悪質な場合は侮辱罪(2022年改正後は1年以下の懲役等)での刑事告訴も可能です。
この組み合わせのポイント
- 2022年7月の侮辱罪厳罰化で、「事実の摘示がない暴言」でも開示が認められやすくなった
- 好き嫌い.comは運営者不明・Cloudflare経由のため、Cloudflareへの開示請求が必要(1〜2ヶ月追加)
- 投票機能と匿名コメントが組み合わさることで、侮辱が悪質化しやすい
- ランキング上位に表示されることで、閲覧者数が増え、「公然と」の要件が明確に認められる
- 侮辱の損害賠償額は名誉毀損より低い傾向(10万〜150万円)のため、費用対効果の検討が必須
よくある質問
はい、可能です。2022年7月の侮辱罪厳罰化により、「ブス」「消えろ」といった事実の摘示がない暴言でも開示請求が認められやすくなっています。ただし、好き嫌い.comは運営者不明・Cloudflare経由のサイトであるため、開示手続きは通常のSNSよりも複雑で時間がかかります(4〜6ヶ月程度)。費用は100〜150万円程度を見込む必要がありますが、悪質な侮辱であれば損害賠償で費用を回収できる可能性は十分にあります。
はい、好き嫌い.comは匿名性が高いサイトですが、すべての投稿にIPアドレスが記録されています。ログ保存期間内(推定で約60日前後)であれば、弁護士がCloudflareへの開示請求を経て、運営者を特定し、そこから投稿者を追い詰めることが可能です。手続きは複雑ですが、Cloudflare対応の実績がある弁護士であれば、十分に特定可能です。「匿名だから安全」というのは誤った認識です。
はい、複数の投稿者に対して開示請求を行うことは可能です。ただし、投稿者ごとに開示手続きが必要になるため、費用が増加します。実務的には、最も悪質なコメントをした投稿者を優先して特定し、その後に他の投稿者の開示を検討するのが一般的です。最初の投稿者に対する損害賠償請求が成功すれば、「見せしめ効果」により、他の投稿者を牽制できる可能性があります。