Yahoo!知恵袋の名誉毀損投稿に対する発信者情報開示請求

最終更新: 2026年2月6日 2022年改正プロバイダ責任制限法 対応
Yahoo!知恵袋のログ保存期間は約180日です。 投稿日から180日を過ぎるとIPアドレスが削除され、犯人の特定が困難になります。 AIで残り日数を診断する
Yahoo!知恵袋で「〇〇は詐欺師だ」「前科がある」「不倫している」などの虚偽事実を含む名誉毀損的な質問や回答が投稿されるケースが増えています。知恵袋の投稿はGoogle検索で上位表示されやすく、放置すると風評被害が拡大します。LINEヤフー社はログを180日保存しており、適切な手順で開示請求を行えば発信者の特定が可能です。本記事では、Yahoo!知恵袋における名誉毀損の開示請求の流れと注意点を解説します。
専門家のワンポイント

知恵袋の回答はYahoo!検索だけでなくGoogle検索にも上位表示される。放置すると「〇〇 評判」で検索した人全員が名誉毀損の回答を見ることになる。SEO汚染の観点で緊急性を主張すること

法的根拠
名誉毀損
刑法230条(名誉毀損罪)、民法709条(不法行為)、民法710条(精神的損害)...
想定期間
2〜5ヶ月
ログ保存: 約180日
損害賠償相場
50万〜300万円(個人)、100万〜500万円(法人・事業者)
弁護士費用別途

Yahoo!知恵袋で名誉毀損になる投稿の具体例

知恵袋では質問形式で「〇〇は詐欺会社ですか?」「△△さんって不倫してませんか?」のように書かれることが多く、質問の体裁を取りながら虚偽の事実を拡散するケースが典型的です。また、回答欄で「その会社は悪質です。私も被害に遭いました」といった虚偽の体験談を書き込むパターンもあります。これらは社会的評価を低下させる具体的事実の摘示に該当し、名誉毀損として開示請求の対象となります。

質問形式の名誉毀損

回答形式の名誉毀損

自作自演のQ&Aパターン

Yahoo!知恵袋の開示請求が可能な理由

LINEヤフー株式会社は日本法人であり、プロバイダ責任制限法に基づく開示請求に応じる法的義務があります。Yahoo! JAPAN IDには登録メールアドレス、IPアドレス、投稿時刻などの発信者情報が紐づいており、裁判所の開示命令があれば開示されます。ログ保存期間は180日と比較的長いため、投稿から数ヶ月経過していても開示請求が可能です。ただし、Google検索結果から削除するには別途Googleへの申請が必要です。

日本法人で対応が安定

ログ保存期間180日

Yahoo! JAPAN IDに紐づく発信者情報

Google検索への影響とSEO対策

Yahoo!知恵袋の投稿は「〇〇 評判」「△△ 口コミ」などのキーワードで検索した際に上位表示されやすく、SEO的な影響が非常に大きいです。LINEヤフー社に削除請求が認められても、Googleの検索結果には数週間〜数ヶ月残り続けるため、Googleに対する検索結果削除申請も並行して行う必要があります。開示請求→損害賠償請求→示談時に「検索結果削除への協力」を条件に含めることで、完全なSEO汚染の除去が可能になります。

Google検索での上位表示リスク

削除後も検索結果に残る問題

示談時の検索結果削除条項

Yahoo!知恵袋における名誉毀損の証拠収集

投稿のスクリーンショット(URL、投稿日時、投稿者IDを含む)、魚拓サービス(archive.todayなど)での保存、Google検索結果のスクリーンショット(検索順位を示すため)の3点セットが必須です。特に知恵袋は質問者が自主的に削除できるため、魚拓での証拠保全が重要です。また、「この質問は〇〇さんのことを指している」と特定できる理由(実名、役職、過去の経歴など)も記録しておく必要があります。

投稿画面の完全スクリーンショット

魚拓サービスでの証拠保全

被害者特定の根拠資料

LINEヤフー社への任意開示請求

開示命令申立の前に、LINEヤフー社に対して任意での開示請求を試みることができます。明白な名誉毀損(例:「〇〇は犯罪者」)の場合は任意開示に応じるケースもありますが、「〇〇は怪しい」程度の表現では開示されないことが多いです。任意開示が得られない場合は、東京地方裁判所に開示命令の申立を行います。LINEヤフー社の本社所在地が東京であるため、管轄は東京地裁です。

任意開示請求の方法

任意開示が認められる基準

開示命令申立への移行

Yahoo!知恵袋 名誉毀損の開示請求の流れ【4ステップ】

STEP 1: 証拠保全とLINEヤフー社への任意開示請求

STEP 2: 東京地裁への開示命令申立(LINEヤフー社)

STEP 3: プロバイダへの開示命令申立

STEP 4: 損害賠償請求と示談交渉

この組み合わせのポイント

  • Q&A形式で質問自体が名誉毀損になるケースが多い
  • ログ保存期間180日と比較的長く、証拠保全に余裕がある
  • Google検索で上位表示されやすくSEO影響が大きい
  • LINEヤフー社(日本法人)で対応が安定している
  • 質問者と回答者の両方を特定できる

よくある質問

LINEヤフー社がログを保持している180日以内であれば、投稿が削除されていても開示請求可能です。ただし、削除前に投稿内容を証拠保全(スクリーンショット、魚拓)しておく必要があります。

質問者と回答者が同一人物(自作自演)の場合、それぞれのYahoo! JAPAN IDが異なっていても、IPアドレスや投稿時刻のパターンから同一人物と推定できることがあります。両方のIDについて開示請求を行います。

LINEヤフー社で投稿が削除されても、Googleの検索結果には残ります。Googleの「古いコンテンツの削除」ツールで申請するか、弁護士を通じて「検索結果の削除仮処分」を申し立てる必要があります。

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