Instagram(インスタ)で脅迫された場合の開示請求と刑事告訴ガイド

最終更新: 2026年2月6日 2022年改正プロバイダ責任制限法 対応
Instagramのログ保存期間は約90日です。 投稿日から90日を過ぎるとIPアドレスが削除され、犯人の特定が困難になります。 AIで残り日数を診断する
Instagram(インスタ)のDMやストーリーズで「写真ばらまく」「住所特定した」「学校・職場にバラす」等の脅迫を受けた場合、発信者情報開示請求と刑事告訴の両方を視野に入れるべきです。Instagram特有の脅迫として、(1)DMでの執拗な脅迫(ストーカー的行為)、(2)ストーリーズでの「拡散予告」(24時間で消えるが証拠保全が重要)、(3)リベンジポルノの脅迫(性的画像の公開をちらつかせる)、があります。脅迫は他の権利侵害と比べて犯罪としての違法性が明確であり、開示請求の認容率も高く、警察も積極的に動きやすい類型です。
専門家のワンポイント

Instagramでの脅迫(特にDM)は、送信者が「非公開だからバレない」と油断していることが多い。DMでの脅迫は公開投稿より悪質性が高いと判断されやすく、慰謝料も高額になりやすい。また、Metaは米国企業だがDMログの保存期間は長いため、数ヶ月後でも開示請求が間に合う可能性がある。

法的根拠
脅迫
刑法222条(脅迫罪)、刑法223条(強要罪)、民法709条...
想定期間
4〜8ヶ月
ログ保存: 約90日
損害賠償相場
30万〜300万円(脅迫の程度・継続性による。刑事告訴との併用で増額傾向)
弁護士費用別途

Instagram(インスタ) DMでの脅迫は開示請求できる?

DMは非公開のやりとりのため、名誉毀損の「公然と」の要件は満たしにくいですが、脅迫罪は「公然性」を必要としないため、DMでの脅迫も刑事告訴と開示請求の対象になります。特に、(1)「写真ばらまく」「DMスクショ公開する」等の拡散予告、(2)「住所特定した」「家に行く」等の身体的危害の予告、(3)「学校・職場にバラす」等の社会的制裁の予告、は明確な脅迫として認められます。DMでの脅迫は証拠が残りやすい(スクリーンショットで保存可能)ため、刑事告訴と開示請求の両方が有効です。

DMの脅迫で警察は動く?

脅迫罪(刑法222条、2年以下の懲役または30万円以下の罰金)は親告罪ではないため、被害届を提出すれば警察は捜査を開始します。DMでの脅迫は証拠が明確(スクリーンショット)であるため、警察も対応しやすい案件です。サイバー犯罪相談窓口(各都道府県警に設置)または最寄りの警察署に、スクリーンショットを持参して被害届を提出してください。

Instagram(インスタ) リベンジポルノの脅迫(性的画像の公開予告)

Instagram(インスタ)で性的な画像・動画を「公開する」「拡散する」と脅迫された場合、(1)脅迫罪、(2)リベンジポルノ防止法違反の予備罪、(3)プライバシー侵害、という複合的な違法行為に該当します。リベンジポルノ防止法は、実際に公開されなくても「公開をちらつかせて脅迫する行為」も処罰の対象としています。この場合、(1)すぐに警察に被害届を提出(緊急性が高い)、(2)弁護士に開示請求を依頼、(3)Instagram社(Meta社)に緊急削除要請の準備、を同時並行で進めてください。実際に公開される前に加害者を特定・阻止することが重要です。

Instagram(インスタ) ストーリーズでの「拡散予告」は脅迫?

ストーリーズで「〇〇の個人情報を拡散する」「DMの内容を公開する」等の予告をされた場合、それが被害者に恐怖を与える目的で行われたものであれば、脅迫罪に該当する可能性があります。ストーリーズは24時間で削除されるため、証拠保全が最優先です。すぐにスクリーンショットまたは画面録画で証拠を保存し、(1)警察への被害届、(2)弁護士への開示請求依頼、(3)Instagram社への報告、を並行して行ってください。

ストーリーズの脅迫が消えた後でも開示請求できる?

ストーリーズは24時間で削除されますが、削除前にスクリーンショットを保存していれば、それが証拠として使えます。投稿者のアカウント名(@ユーザーネーム)と日時が写るように撮影してください。証拠があれば、削除後でも開示請求と刑事告訴の両方が可能です。

Instagram(インスタ) 脅迫の開示請求と刑事告訴、どちらを先にすべき?

結論としては「同時並行」が最も効果的です。刑事告訴(警察)では、捜査権限によりMeta社やプロバイダへの照会がスムーズに進む場合があります。一方、民事の開示請求(弁護士)では、投稿者を特定した上で損害賠償を請求できます。脅迫の場合は、(1)まず警察に被害届を提出(緊急性が高い場合は110番)、(2)並行して弁護士に開示請求を依頼する、という二段構えが最善です。特にリベンジポルノの脅迫の場合は、警察の捜査が優先されるべきです。

Instagram(インスタ) 脅迫の開示請求の流れ【4ステップ】

証拠保全と安全確保(即時)

DMの脅迫はスクリーンショットで保存します(脅迫者のアカウント名、日時、DM全体の流れを含む)。ストーリーズの場合は24時間以内に画面録画またはスクリーンショットで保存してください。身の安全を確保し、具体的な加害予告がある場合は即座に警察に通報(110番)してください。

警察への被害届・刑事告訴

最寄りの警察署またはサイバー犯罪相談窓口に被害届を提出します。脅迫罪(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)、リベンジポルノ防止法違反(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)として捜査を求めます。

弁護士への開示請求依頼(並行)

警察の捜査と並行して、弁護士に発信者情報開示命令の申立てを依頼します。Instagram(Meta社)は米国企業のため、国際案件の経験がある弁護士を選ぶことをお勧めします。

投稿者の特定と法的措置

投稿者が特定できたら、損害賠償請求(30万〜300万円)と刑事告訴を行います。脅迫の場合、示談金が高額になる傾向があり、投稿者側から示談を求めてくるケースも多いです。

この組み合わせのポイント

  • DMでの脅迫は「公然性」不要のため、非公開のやりとりでも刑事告訴・開示請求が可能
  • リベンジポルノの脅迫は防止法により重く処罰され、公開前の段階でも犯罪として成立
  • ストーリーズでの「拡散予告」は24時間で消えるが、証拠保全さえできれば緊急性が認められやすい
  • 警察の捜査と弁護士の開示請求を同時並行することで、特定確率が大幅に上がる
  • Instagram(Meta社)は米国企業だが、日本の裁判所命令には比較的協力的

よくある質問

すぐに警察に相談してください。「写真ばらまく」は脅迫罪に該当します。DMのスクリーンショットを保存し、110番(緊急時)または#9110(相談)に連絡してください。並行して弁護士に開示請求を依頼すると、民事・刑事の両面から犯人を追い詰められます。性的な画像の場合はリベンジポルノ防止法違反としてより重い処罰が可能です。

ストーリーズは24時間で削除されるため、すぐにスクリーンショットまたは画面録画で証拠を保存してください。投稿者のアカウント名(@ユーザーネーム)と日時が写るように撮影します。証拠があれば、削除後でも開示請求と刑事告訴の両方が可能です。

脅迫による慰謝料は30万〜300万円が相場です。(1)脅迫の具体性(「殺す」「家に行く」等の直接的脅迫は高額化)、(2)脅迫の継続性・回数、(3)被害者の精神的被害(PTSD、不眠等の診断書があれば増額)、(4)実被害の有無(引越し費用、セキュリティ費用等も請求可能)によって変動します。リベンジポルノの脅迫の場合は高額化する傾向にあります。

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