Threads(スレッズ)の名誉毀損、開示請求で投稿者を特定する方法

最終更新: 2026年4月4日 2022年改正プロバイダ責任制限法 対応
Threadsのログ保存期間は約90日です。 投稿日から90日を過ぎるとIPアドレスが削除され、犯人の特定が困難になります。 AIで残り日数をチェックする
Threads(スレッズ)で具体的な事実を挙げて社会的評価を下げる投稿をされた場合、発信者情報開示請求によって投稿者を特定できます。Threads特有の特徴として、(1)テキスト中心のSNSであるためX(Twitter)と同様に名誉毀損が成立しやすい、(2)Instagramアカウントとの連携が必須のため投稿者の特定手がかりが多い、(3)運営がMeta Platforms, Inc.でInstagramと同じ法的手続きが利用可能、という点があります。2023年7月にサービスが開始された比較的新しいSNSですが、Meta社のインフラを共有しているため、Instagramと同等の開示手続きが可能と考えられます。
専門家のワンポイント

Threadsの投稿者は必ずInstagramアカウントを持っている。Threadsでの誹謗中傷を発見したら、投稿者のInstagramプロフィールも必ずスクリーンショットで保存すること。プロフィール写真・自己紹介・フォロワーリストが投稿者特定の決定的な手がかりになることがある。

法的根拠
名誉毀損
刑法230条(名誉毀損罪)、民法709条(不法行為)、民法710条(精神的損害)...
想定期間
4〜8ヶ月
ログ保存: 約90日
損害賠償相場
50万〜300万円(個人)、100万〜500万円(法人・事業者)
弁護士費用別途

Threads(スレッズ) 開示請求の手続きとInstagramとの関係

Threadsでの名誉毀損に対する開示請求は、InstagramやFacebookと同じMeta Platforms, Inc.が相手方になります。Threadsの特徴的な点は、(1)Instagramアカウントとの連携が必須のため、Threads上の投稿者はInstagramのプロフィール情報からも手がかりを得られる、(2)テキスト中心のSNSであるためX(Twitter)に似た使い方がされ、文字による名誉毀損が成立しやすい、(3)リポスト(引用投稿)による拡散が起きやすく、被害が広がりやすい、という点です。Meta社は日本の裁判所命令に比較的協力的であり、手続きが進めば開示される可能性は高いです。

Instagramアカウント連携が開示請求に有利な理由

ThreadsはInstagramアカウントがないと利用できません。つまり、Threadsで誹謗中傷した投稿者は必ずInstagramアカウントも持っています。これは開示請求において有利に働きます。(1)Instagramのプロフィール情報(プロフィール写真、自己紹介、他のSNSリンク等)が投稿者特定の手がかりになる、(2)Meta社に対する開示請求で、ThreadsとInstagram両方のログを同時に取得できる可能性がある、(3)Instagramのフォロワー・フォロー関係から被疑者の人間関係を推定できる、といったメリットがあります。

テキスト中心のSNSで名誉毀損はどう判断される?

Threadsは最大500文字のテキスト投稿が中心で、X(Twitter)に近い使い方がされています。テキスト投稿は画像・動画と比べて「事実の摘示」が明確になりやすく、名誉毀損の認定がされやすい傾向にあります。例えば「〇〇は横領している」「△△社の商品は偽物」といった具体的事実を挙げた投稿は、名誉毀損の要件を満たしやすいです。Instagramが画像中心であるのに対し、Threadsはテキストでの誹謗中傷が多い点が特徴です。

Threads(スレッズ) 開示請求の費用相場とMeta社への手続き

Threadsの開示請求は、InstagramやFacebookと同じくMeta Platforms, Inc.(アメリカ本社、カリフォルニア州)が相手方になります。弁護士費用は通常の開示請求(30〜60万円)に加えて、国際送達費用として5〜10万円程度が上乗せされるケースがあります。合計で40〜70万円程度を見込む必要があります。2022年の改正プロバイダ責任制限法により、Meta社の日本法人(Facebook Japan合同会社)を通じた手続きも一部可能になっており、Instagramの開示請求と同じルートを使えます。

Threadsは新しいSNSだが開示請求の実績は?

Threadsは2023年7月にサービスを開始した比較的新しいSNSのため、開示請求の判例・実績はまだ少ないのが現状です。しかし、(1)運営はMeta Platforms, Inc.でInstagramと同じ法人、(2)サーバーインフラもInstagramと共有していると考えられる、(3)Meta社は日本の裁判所命令に比較的協力的、という点から、Instagramと同等の手続きで開示が認められる可能性が高いと弁護士の間では考えられています。弁護士に相談する際は、Instagramの開示実績がある事務所を選ぶのが効果的です。

Threads(スレッズ) リポスト(引用投稿)による拡散と名誉毀損

Threadsにはリポスト(他の投稿を再投稿する機能)と引用投稿(コメント付きで再投稿する機能)があり、X(Twitter)のリツイート・引用リツイートに近い拡散メカニズムがあります。名誉毀損の投稿がリポストで拡散された場合、(1)元の投稿者だけでなく、リポストした人も開示請求の対象になり得る、(2)拡散規模が大きいほど損害賠償額が増額される、(3)Threadsはストーリーズ機能がないため、投稿が24時間で消えるリスクが低く証拠保全がしやすい、という特徴があります。リポストの数や閲覧数のスクリーンショットも証拠として保存しておきましょう。

ストーリーズがないことのメリット

Instagramにはストーリーズ(24時間で自動削除される投稿)がありますが、Threadsにはストーリーズ機能がありません。これは被害者にとって有利な点です。投稿が自動削除されないため、(1)証拠保全の時間的猶予がInstagramより大きい、(2)投稿者が「すぐ消えるから大丈夫」と油断しやすい、(3)長期間にわたって閲覧されるため被害の立証がしやすい、というメリットがあります。ただし、投稿者が手動で削除する可能性はあるため、早めの証拠保全は依然として重要です。

Threads(スレッズ) フェディバース対応と将来的なリスク

Threadsは将来的にActivityPub(フェディバース)に対応することが発表されています。フェディバースとは、Mastodon等の分散型SNSが相互に接続するネットワークです。フェディバース対応が進むと、Threadsの投稿がMastodon等の他のSNSにも自動的に表示されるようになり、名誉毀損の投稿がThreads外にも拡散されるリスクが生じます。現時点では完全対応には至っていませんが、将来的にはThreads以外のプラットフォームへの拡散も証拠として保全する必要が出てくる可能性があります。

Threads(スレッズ) 名誉毀損の開示請求の流れ【4ステップ】

証拠保全(投稿・リポストの記録)

名誉毀損の投稿をスクリーンショットで保存します。投稿者のアカウント名(@ユーザーネーム)、投稿日時、投稿内容、リポスト数・いいね数が明確にわかる形で保存してください。ThreadsのURLとInstagramのプロフィールURLも記録しておくと、投稿者特定の手がかりになります。

弁護士に相談(Meta社対応の実績確認)

ThreadsはMeta Platforms, Inc.が相手方になるため、Instagram・Facebookの開示請求実績がある弁護士に相談することをお勧めします。Threads固有の判例はまだ少ないですが、Meta社への手続きはInstagramと同様です。費用(国際送達費用含む)と見通しを確認しましょう。

発信者情報開示命令の申立て

東京地方裁判所に発信者情報開示命令を申し立てます。相手方はMeta Platforms, Inc.(Facebook Japan合同会社を通じた送達も可能)です。Threadsの投稿がテキスト中心で名誉毀損の要件を満たしやすいことを主張に含めます。

投稿者の特定と損害賠償請求

開示されたIPアドレスからプロバイダに契約者情報の開示を求め、投稿者を特定します。名誉毀損の損害賠償(50万〜300万円が相場)を請求します。リポストによる拡散規模が大きい場合は増額されます。

この組み合わせのポイント

  • テキスト中心のSNSでX(Twitter)に近い使い方のため、名誉毀損の「事実の摘示」が明確になりやすい
  • Instagramアカウント連携が必須のため、投稿者特定の手がかりが他のSNSより多い
  • ストーリーズ機能がないため投稿が自動削除されず、Instagramより証拠保全の時間的猶予がある
  • Meta社が運営のため、Instagramと同等の法的手続きが利用可能で開示に協力的
  • リポスト(引用投稿)による拡散メカニズムがあり、被害の規模が急速に広がるリスクがある

よくある質問

はい、ThreadsはMeta Platforms, Inc.が運営しており、Instagram・Facebookと同じ法人です。Meta社は日本の裁判所命令に比較的協力的であり、Instagramと同等の手続きで開示が認められる可能性が高いです。弁護士に相談する際は、Instagram・Facebookの開示実績がある事務所を選ぶことをお勧めします。

ThreadsはInstagramアカウントとの連携が必須のため、Threads投稿者は必ずInstagramアカウントも持っています。Instagramのプロフィール情報(写真、自己紹介、フォロワー等)が投稿者特定の手がかりになります。Meta社への開示請求で、ThreadsとInstagram両方のログを同時に取得できる可能性もあります。

はい、基本的にInstagramと同じです。相手方が同じMeta Platforms, Inc.であるため、弁護士費用は40〜70万円程度が目安です。2022年の改正法により、Meta社の日本法人(Facebook Japan合同会社)経由の手続きも可能になり、以前より費用を抑えられるケースもあります。

開示請求の費用について詳しく知りたい方へ

詳細記事 開示請求の費用はいくら?弁護士費用・裁判費用の内訳と相場【2026年最新】 旧制度vs新制度の比較、プラットフォーム別の費用差、3ケースの費用シミュレーション、費用倒れを防ぐ判断基準まで徹底解説

あなたのケースを無料チェック

AIが「ログ保存期限」を即座にチェック。入力は1分、費用は一切かかりません。

無料でAIチェックをスタートする
無料でAIチェックする

保存するにはログインが必要です

記録・お気に入り・履歴はログイン後に保存できます。