2022年改正プロバイダ責任制限法 対応 最終更新: 2026年4月4日

開示請求されたらどうする?届いた場合の対処法と流れ【2026年版】

ある日突然、プロバイダから「意見照会書」が届いた——。「開示請求されたらどうすればいいのか」「訴えられるのか」「いくら支払うことになるのか」と不安を感じている方へ。本記事では、意見照会書への対応フロー・同意vs不同意の5パターン判断基準・示談の相場・弁護士に相談すべき緊急度・絶対にやってはいけないこと7選まで完全解説します。

開示請求されたときの対応フロー — 5つのステップ

意見照会書が届いてから取るべき行動を、ステップごとに解説します。最も重要なのは「放置しない」「自己判断しない」の2点です。

ステップやること期限ポイント
1. 内容確認 意見照会書の内容を読み、どの投稿が対象か特定する 届いた当日 投稿のスクリーンショットも自分で保存しておく
2. 弁護士に相談 インターネット問題に詳しい弁護士に初回相談 届いてから3日以内 初回無料の事務所を複数あたる
3. 方針決定 同意/不同意を弁護士と相談して決定 届いてから1週間以内 投稿内容の違法性を客観的に判断してもらう
4. 回答書作成 意見照会書への回答を作成・返送 回答期限(通常2週間)まで 弁護士に代筆を依頼するのが理想
5. 結果対応 開示/非開示の結果に応じて次の対応を準備 回答後1〜3ヶ月 開示された場合は示談交渉の準備を開始

最重要:回答期限を過ぎても必ず弁護士に相談してください。期限超過後でも対応可能な場合があります。「もう遅い」と諦めるのが最大のリスクです。

意見照会書とは? — 届いても慌てない

意見照会書は、プロバイダ(携帯会社・インターネット接続業者)が「あなたの投稿について開示請求がありましたが、開示してよいですか?」と確認する書面です。

項目内容
送り主 あなたが契約しているプロバイダ(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル等)
記載内容 開示請求者の主張(権利侵害の理由)、対象となる投稿の特定情報(URL・日時等)
回答期限 通常2週間(届いてから)。プロバイダによって10日〜3週間と幅あり
回答しない場合 不同意とみなされるが、プロバイダの判断または裁判所命令で開示される可能性あり
法的性質 訴訟ではない。プロバイダ責任制限法に基づく意見聴取手続き
届く方法 普通郵便、書留、内容証明郵便のいずれか。メールで届くケースは稀

重要:意見照会書が届いたこと自体は、あなたが「悪い」ことを意味しません。開示請求は誰でもできるため、不当な請求である可能性もあります。「請求があった」という事実と「権利侵害が認められる」ことは別問題です。

意見照会書と間違えやすい書類

書類名送り主意味緊急度
意見照会書 プロバイダ 開示に同意するか確認 2週間以内に回答
内容証明郵便 相手の弁護士 損害賠償の請求 即日弁護士に相談
訴状 裁判所 訴訟が提起された 最優先で弁護士に依頼
出頭要請 警察 刑事事件の被疑者として事情聴取 最優先で弁護士に依頼

意見照会書が届いたときの心理面のケア

意見照会書が届くと多くの方が強い不安を感じます。「訴えられるのでは」「逮捕されるのでは」「人生が終わる」といった恐怖が先行し、冷静な判断が難しくなるのは自然なことです。

よくある心理的反応と対処法

心理的反応実態対処法
パニック・恐怖 意見照会は訴訟ではない。すぐに逮捕されることはない 深呼吸し、まず内容を確認。当日中に弁護士の初回相談を予約
放置したい衝動 放置は最も危険。不利な結果を招く 「対処すれば解決できる」と認識する。弁護士が対応のプロ
過剰な罪悪感 請求が正当とは限らない。感情を分離して冷静に 弁護士に客観的な評価をしてもらう。自分だけで判断しない
怒り・逆恨み 感情的な対応は事態を悪化させる 相手への連絡は絶対にしない。弁護士を通じて対応する
不眠・食欲不振 強いストレス反応。長期化する前に対処を 心療内科の受診も検討。弁護士に任せることで不安が軽減

相談できる窓口

  • 弁護士への初回相談(無料):インターネット問題を扱う事務所は初回無料が多い。法的な見通しが立つだけで不安が大幅に軽減
  • 法テラス(0570-078374):収入要件を満たせば弁護士費用の立替も可能
  • よりそいホットライン(0120-279-338):24時間対応の相談窓口。精神的なサポートが必要な場合に
  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556):ストレスが深刻な場合の専門相談

弁護士に相談して「見通しが立つ」だけで、心理的負担は大幅に軽くなります。一人で抱え込まず、専門家に頼ることが最も効果的な心理ケアです。

同意 vs 不同意 — 5パターンの比較表で判断

意見照会書への回答は「同意」「不同意」のいずれかです。以下の5パターンで、あなたのケースに近いものを確認してください。

パターン投稿内容の例推奨回答理由予想される展開
1. 明白な名誉毀損 「A社長は脱税している」「Bさんは不倫している」等の虚偽事実 同意 争っても裁判所が開示命令を出す可能性が高い。早期示談が有利 示談交渉(10万〜50万円)で解決の可能性大
2. 個人情報の暴露 本名・住所・電話番号・職場を無断公開 同意 プライバシー侵害は権利侵害が明白。争う余地が少ない 示談(10万〜50万円)+投稿削除で解決
3. 正当な批評・意見 「あの店の料理は美味しくなかった」「A社のサービスは改善すべき」 不同意 意見・感想は表現の自由で保護される。権利侵害に該当しない可能性 不同意理由を明確にし、開示されない可能性あり
4. グレーゾーン 「あの店は衛生管理がずさん」「A社はブラック企業」等の主観的評価 弁護士判断 事実の摘示か意見かで判断が分かれる。専門家の評価が必須 弁護士の分析次第。不同意+根拠付き回答が有効な場合も
5. 脅迫・犯罪予告 「殺す」「放火する」「爆破する」等の脅迫的投稿 同意+即弁護士 刑事事件化する可能性が高い。早急に弁護士に相談が必要 刑事告訴+損害賠償。示談金30万〜100万円以上

注意:不同意と回答しても、裁判所が開示命令を出せばプロバイダは開示します。不同意はあくまで「意見」であり、最終判断権はプロバイダまたは裁判所にあります。不同意を選ぶ場合は、不同意の理由(法的根拠)を具体的に記載することが極めて重要です。

不同意の回答書に記載すべき内容

  • 投稿が権利侵害に該当しない理由:意見・感想の範囲であること、公益目的であること等
  • 投稿内容が真実であること:真実性の証明ができる場合(名誉毀損の免責要件)
  • 投稿対象が特定されていないこと:自分を指していることが明らかでない場合
  • 開示の正当な理由がないこと:請求者の主張に法的根拠が乏しい場合

弁護士に回答書の作成を依頼する費用は5万〜15万円が相場です。この費用で的確な回答ができれば、後の訴訟リスクを大幅に低減できます。

弁護士に相談すべき緊急度の判定表

全てのケースで弁護士に相談するのが理想ですが、緊急度には差があります。以下の表で自分のケースの緊急度を確認してください。

緊急度状況推奨アクション放置した場合のリスク
最優先 脅迫・犯罪予告をした / 相手が企業・有名人 / 刑事告訴の可能性がある 当日中に弁護士に連絡。弁護士同行での対応が必須 刑事事件化、逮捕の可能性。高額な損害賠償請求
至急 明白な名誉毀損(虚偽事実を投稿) / 個人情報を暴露した 3日以内に弁護士に相談。示談方針を早期決定 訴訟に発展し費用が増大。相手の被害感情が悪化
早めに グレーゾーンの投稿 / 違法性の判断が難しい 1週間以内に弁護士に相談。不同意回答書の作成依頼 的確な反論ができず不利な結果に
推奨 正当な批評・意見と考えられる / 投稿が軽微 回答期限の1週間前までに弁護士に相談 自己判断のミスで不利になる可能性

緊急度を上げる5つの要素

  1. 相手が法人・企業の場合:企業は顧問弁護士がおり、本気で法的措置を取ってくる可能性が高い
  2. 投稿が複数回に及ぶ場合:継続的な中傷は悪質性が高いと判断され、慰謝料が高額化
  3. 実名や個人情報を含む投稿の場合:プライバシー侵害は明白な権利侵害
  4. 投稿内容が虚偽の場合:真実性の抗弁が使えず、名誉毀損が認められやすい
  5. 相手が精神的被害を訴えている場合:通院歴等があると慰謝料が増額する傾向

示談の流れと金額相場の詳細

開示請求で投稿者が特定された後、多くのケースで示談交渉が始まります。示談は裁判を経ずに当事者間で解決する方法であり、双方にメリットがあります。

示談の流れ — 4つのステップ

ステップ内容期間注意点
1. 内容証明の受領 相手の弁護士から損害賠償を求める書面が届く 開示後1〜3ヶ月 受領したら即日弁護士に転送
2. 弁護士への相談 書面の内容確認、請求金額の妥当性評価、対応方針の決定 受領後1週間以内 相手の請求金額は高めに設定されていることが多い
3. 示談交渉 弁護士を通じて賠償額・謝罪文・再発防止策を交渉 1〜3ヶ月 相手の弁護士と自分の弁護士間で書面のやり取り
4. 示談書の締結 合意内容を書面化、示談金の支払い、投稿削除の確認 交渉妥結後1〜2週間 「今後一切の異議を述べない」等の条項を確認

権利侵害類型別の示談金相場

投稿内容の類型示談金相場相手の請求額(初回)最終的な着地点備考
名誉毀損(個人) 10万〜50万円 50万〜100万円 20万〜40万円 拡散範囲・被害程度で大きく変動
名誉毀損(企業・店舗) 30万〜100万円 100万〜500万円 50万〜150万円 営業損害が証明されると高額化
プライバシー侵害 10万〜50万円 30万〜100万円 15万〜40万円 公開された情報の性質(住所/写真等)で変動
侮辱 数万〜10万円 10万〜50万円 5万〜15万円 比較的低額だが精神的被害が大きい場合は増額
脅迫 30万〜100万円 100万〜300万円 50万〜150万円 刑事告訴を取り下げる条件での上乗せも
リベンジポルノ 50万〜200万円 200万〜500万円 100万〜300万円 精神的被害が甚大。刑事罰(3年以下の懲役)あり

示談金の支払い方法

  • 一括払い:最も一般的。示談書締結後2週間〜1ヶ月以内に振込
  • 分割払い:一括払いが困難な場合に交渉可能。相手の同意が必要
  • 減額交渉:資力(収入・資産)が乏しいことを証明すれば減額に応じてもらえるケースあり

相手の弁護士が提示する金額は、交渉を前提とした高めの金額であることがほとんどです。自分の弁護士に交渉してもらうことで30〜50%減額に至るケースも珍しくありません。

絶対にやってはいけないこと7選

意見照会書が届いた後に以下の行為をすると、状況が大幅に悪化します。1つでもやってしまうと取り返しがつかなくなる可能性があるため、必ず確認してください。

  1. 1. 意見照会書を無視・放置する

    放置すると不同意とみなされますが、プロバイダが独自判断で開示するケースがあります。さらに、回答しなかったこと自体が「反省がない」「悪質」と評価され、後の示談や裁判で不利になる可能性があります。必ず期限内に回答してください。

  2. 2. 相手に直接連絡する

    開示請求者に直接連絡を取ると、脅迫・強要・証拠隠滅と受け取られるリスクがあります。「謝りたいだけ」であっても、相手の弁護士から「脅迫を受けた」と主張される可能性があります。必ず弁護士を通じて対応してください。

  3. 3. 対象の投稿を削除する

    既に証拠として保全されている可能性が高く、削除しても意味がありません。むしろ「証拠隠滅を図った」と不利に評価され、慰謝料が増額されるリスクがあります。投稿は残したまま弁護士に相談してください。

  4. 4. SNSで事情を発信する

    「開示請求された」「意見照会書が届いた」等をSNSに投稿すると、新たな名誉毀損や侮辱のリスクが生じます。さらに相手方がその投稿を証拠として利用する可能性もあります。事態を悪化させるだけなので、絶対にやめてください。

  5. 5. 弁護士なしで示談書にサインする

    相手方弁護士が作成した示談書は、相手に有利な条件になっていることが多いです。過大な賠償額、不必要な制約条項(「今後SNSを使わない」等)が含まれていることがあります。必ず自分の弁護士にチェックしてもらってからサインしてください。

  6. 6. 関連する投稿を追加する

    開示請求された後に、同じ相手に関する投稿を続けると「反省がない」「悪質性が高い」と評価され、慰謝料が大幅に増額される原因になります。また、新たな投稿が新たな開示請求の対象になるリスクもあります。

  7. 7. 別アカウントで同様の投稿をする

    アカウントを変えて同様の投稿を続けても、IP アドレスや投稿パターンから同一人物と特定される可能性があります。継続的な中傷として悪質性が極めて高いと評価され、刑事告訴のリスクも格段に上がります。

時系列フロー — 届いてから解決まで何ヶ月かかるか

意見照会書が届いてから最終的な解決まで、通常3〜12ヶ月かかります。パターン別の典型的なタイムラインは以下の通りです。

パターン1:早期示談で解決(最短ケース)

時期出来事あなたの対応費用
0ヶ月目 意見照会書が届く 弁護士に相談、同意回答 相談料0〜1万円
1〜2ヶ月目 情報が開示される (待機) なし
2〜3ヶ月目 相手の弁護士から内容証明が届く 弁護士に示談交渉を依頼 弁護士費用10万〜30万円
3〜4ヶ月目 示談成立、示談金支払い 示談書にサイン、支払い 示談金10万〜50万円
合計 約3〜4ヶ月で解決 総額20万〜80万円

パターン2:不同意→裁判所開示→示談(標準ケース)

時期出来事あなたの対応費用
0ヶ月目 意見照会書が届く 弁護士に相談、不同意回答(理由付き) 弁護士費用5万〜15万円
1〜4ヶ月目 裁判所で開示命令の審理 (待機。裁判所から意見を求められる場合あり) なし
4〜5ヶ月目 開示命令が出される / 出されない 結果を弁護士と確認 なし
5〜7ヶ月目 内容証明→示談交渉 弁護士に交渉を依頼 弁護士費用10万〜30万円
7〜8ヶ月目 示談成立 示談金支払い 示談金10万〜50万円
合計 約7〜8ヶ月で解決 総額25万〜95万円

パターン3:訴訟に発展(最長ケース)

時期出来事費用
0〜5ヶ月目意見照会→開示命令→情報開示回答書作成5万〜15万円
5〜6ヶ月目損害賠償請求訴訟の訴状が届く弁護士に訴訟対応を依頼(着手金20万〜40万円)
6〜12ヶ月目訴訟(口頭弁論期日、和解交渉)日当・実費5万〜10万円
12ヶ月前後判決 or 和解賠償金10万〜100万円+報酬金10万〜20万円
合計 約12ヶ月で解決 総額50万〜185万円

刑事事件化するケースの判断基準

ネットの誹謗中傷が刑事事件(犯罪)として扱われるケースがあります。以下の条件に当てはまる場合は特に注意が必要です。

罪名該当する投稿例法定刑刑事事件化の可能性
名誉毀損罪(刑法230条) 「A社長は脱税している」等の具体的事実の摘示 3年以下の懲役・禁錮 or 50万円以下の罰金 被害者が告訴すれば起訴される可能性あり
侮辱罪(刑法231条) 「バカ」「クズ」「死ね」等の抽象的侮辱 1年以下の懲役・禁錮 or 30万円以下の罰金 2022年厳罰化。悪質な場合に告訴される可能性
脅迫罪(刑法222条) 「殺す」「家に火をつける」等の害悪の告知 2年以下の懲役 or 30万円以下の罰金 高い。被害届だけで捜査開始の可能性
業務妨害罪(刑法233条) 「あの店で食中毒が出た」等の虚偽情報で営業妨害 3年以下の懲役 or 50万円以下の罰金 営業損害が大きい場合に告訴される
リベンジポルノ防止法 私事性的画像の無断公開 3年以下の懲役 or 50万円以下の罰金 非常に高い。警察が積極的に対応する傾向

刑事事件化しやすい5つの条件

条件内容理由
1. 投稿が継続的・反復的 同一人物に対する複数回の中傷 悪質性が高く、被害も深刻
2. 脅迫的な内容を含む 「殺す」「家を特定した」等の害悪の告知 生命・身体への危険があるため警察が動きやすい
3. 相手に実害が発生している 通院・休職・営業損害等の具体的被害 被害の重大性が立証されている
4. 証拠が完全に保全されている スクショ・URL・投稿日時・投稿者情報が揃っている 捜査の手間が少なく起訴しやすい
5. 相手が弁護士を依頼している 弁護士作成の告訴状が提出されている 法的要件を満たした告訴は受理されやすい

刑事事件化の可能性がある場合は、刑事弁護の経験がある弁護士に早急に相談してください。示談で告訴を取り下げてもらう(名誉毀損罪・侮辱罪は親告罪のため)交渉が最も重要になります。詳しくは名誉毀損で刑事告訴する方法をご覧ください。

開示後の流れ — 4つのパターン

開示請求で情報が開示された後に起きることは、大きく4つのパターンに分かれます。

パターン確率内容あなたの負担
1. 示談で解決 最も多い(約50%) 相手の弁護士から内容証明→示談交渉→和解金支払い 示談金10万〜100万円 + 弁護士費用10万〜30万円
2. 民事訴訟 示談不成立の場合(約20%) 損害賠償請求訴訟→判決または和解 賠償金 + 弁護士費用20万〜50万円
3. 刑事告訴 悪質な場合(約10%) 名誉毀損罪・侮辱罪等での刑事告訴→捜査→起訴/不起訴 弁護士費用30万〜100万円 + 罰金の可能性
4. 何も起きない 一定数あり(約20%) 特定したが請求者が行動しない場合 なし(ただし時効までは請求される可能性あり)

「何も起きない」ケースの注意点

開示後に相手から何も連絡がない場合でも安心はできません。損害賠償請求権の消滅時効は3年(不法行為)です。開示から3年間は請求される可能性があるため、油断せず弁護士との連絡体制を維持してください。

対応にかかる費用の全体像

開示請求された側としてかかる費用は、対応の深度によって異なります。

対応レベル内容費用の目安想定ケース
レベル1:回答のみ 弁護士に意見照会書への回答を依頼 5万〜15万円 不同意回答で開示されなかった場合
レベル2:示談対応 開示後の示談交渉を弁護士に依頼 15万〜45万円(弁護士費用)+ 示談金 開示後に示談で解決するケース
レベル3:訴訟対応 損害賠償訴訟の被告として対応 30万〜60万円(弁護士費用)+ 賠償金 示談が不成立で訴訟に発展したケース
レベル4:刑事弁護 刑事告訴された場合の弁護 30万〜100万円 脅迫・悪質な名誉毀損で刑事事件化

費用の詳細は開示請求の費用相場(請求する側の費用)も参考にしてください。請求する側の費用を知ることで、相手がどれだけ本気かを推測できます。

また、開示請求にかかる期間については開示請求の期間で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q.開示請求の意見照会書が届いたらまず何をすべきですか?

A.まず落ち着いて内容を確認してください。意見照会書は「あなたの投稿について開示請求がありました。開示に同意しますか?」という問い合わせであり、これ自体は訴訟ではありません。回答期限(通常2週間)を確認し、弁護士に相談することを強く推奨します。放置すると不同意とみなされプロバイダの判断で開示される可能性があります。

Q.意見照会書に「同意」と「不同意」どちらを選ぶべきですか?

A.投稿内容と状況によります。権利侵害の事実が明白な場合(明確な名誉毀損・個人情報の暴露等)は同意して示談交渉に入るほうが、訴訟より低コストで解決できるケースがあります。一方、正当な批評・意見の範囲内と考えられる場合は不同意を選び、法的根拠を示して反論することが有効です。判断を自己判断で行うのは危険なため、必ず弁護士に相談してください。

Q.開示請求されたら必ず訴えられるのですか?

A.いいえ、必ず訴えられるわけではありません。開示請求は「投稿者の特定」が目的であり、特定後に損害賠償請求を行うかどうかは請求者の判断です。実際には特定後に示談で解決するケースが多く、慰謝料10万〜50万円程度で和解に至ることも珍しくありません。ただし、悪質な誹謗中傷の場合は民事訴訟だけでなく刑事告訴される可能性もあります。

Q.示談金の相場はいくらですか?

A.投稿内容の悪質性や被害の程度によりますが、一般的な相場は以下の通りです。名誉毀損(個人):10万〜50万円、名誉毀損(企業・店舗):30万〜100万円、プライバシー侵害:10万〜50万円、侮辱:数万〜10万円、脅迫:30万〜100万円。示談で解決すると、訴訟費用(弁護士費用含め数十万円)を節約でき、公開の法廷での審理を避けられるメリットがあります。

Q.開示請求されたことは周囲にバレますか?

A.基本的にバレません。意見照会書はプロバイダ(携帯会社やISP)から契約者住所に郵送されます。開示請求の手続き自体は非公開であり、裁判所の記録も一般には閲覧できません。ただし、開示後に民事訴訟に発展した場合は訴訟記録が公開される可能性があります。同居家族に知られる可能性は、郵便物の管理状況によります。

Q.弁護士に相談する費用はいくらかかりますか?

A.初回相談は無料〜1万円(30分)の事務所が多いです。正式に依頼する場合は、意見照会書への回答代理で5万〜15万円、示談交渉の代理で10万〜30万円が相場です。投稿内容が軽微な場合は弁護士費用のほうが示談金より高くなるケースもあるため、初回相談で費用対効果を確認することが重要です。

Q.意見照会書の回答期限を過ぎてしまったらどうなりますか?

A.回答期限を過ぎると不同意(回答なし)として処理されます。プロバイダは回答がない場合でも、裁判所の開示命令があれば開示します。また、プロバイダが独自の判断で開示に応じるケースもあります。期限を過ぎた場合でも、弁護士に相談すれば追加の対応策がある場合もあるため、諦めずに相談してください。

Q.開示請求は何回も届くことがありますか?

A.はい、複数回届くことがあります。異なる投稿に対して別々に開示請求が行われる場合や、サイト運営者とプロバイダの両方から別々に意見照会が届くケースがあります。また、1回目の意見照会で不同意を選んでも、裁判所の開示命令が出された場合に再度連絡が届くことがあります。

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